世界で最も高価な魚ランキングTOP3
世界で最も高価な魚は何かご存知ですか?全世界となれば、中国の長江からオーストラリアのニューサウスウェールズ北部の海岸線まで、珍しい淡水魚と海水魚が見られます。
世界トップレベルで最も高価な魚ともなれば、その美しさと希少性から法外な値段で取引されることもあり、釣りが趣味のアマチュアの人から億万長者のコレクターまで、あらゆる人が収集しようと必死になっています。この記事では、世界で最も人気のある魚と、それを水槽に入れるためにコレクターが支払う法外な価格を紹介します。気になる方はぜひ最後までご覧ください!
-
プラチナシルバーアロワナ – 40万ドル
世界で最も高価な魚に選ばれたのは、なんと40万ドルという最高値で落札されたプラチナシルバーアロワナです。
プラチナシルバーアロワナは、東南アジアに生息することから「アジアアロワナ」と呼ばれることが多いですが、オーストラリアや南米の海岸線でも見られることがあります。
体が細長く、竜のような鱗を持っているため、水中を滑るように泳ぎながら、きらめく虹色の光を放ちます。
また、食欲旺盛で、他の魚や甲殻類、鳥、ネズミなど、どんなものでも食します。飼っている場合、水槽から勢いよく飛び出すことから、巷では「モンキーフィッシュ」と呼ばれることもあるようです。
世界で最も高価な魚と言われるだけあって、ご想像の通り、絶滅危惧種に指定されていて、プラチナシルバーアロワナを飼育している水族館は世界でごくわずかです。
-
ポルカドット・スティングレイ – 10万ドル
淡水エイのポルカドット・スティングレイは最も高価な魚の一つで、南米・ブラジルのシングー川流域の砂州や流れの緩やかな支流に生息しています。
名前の通り、体長約46cmの体には白いドット模様が入っており、滑らかな暗褐色で、尾には毒のトゲがあります。
砂に埋もれていることが多いため、野生のポルカドット・スティングレイを入手することは非常に困難ですが、熱狂的なコレクターは高値を支払ってでも、飼育下で繁殖したものを入手しようと必死になります。
中には、10万ドルで取引されるポルカドット・スティングレイもあり、飼育下で繁殖した魚の中で最も高価で、裕福な人たちだけが購入できる高額品となっています。
一方で、絶滅危惧種に指定されており、産業の発展による環境汚染の影響を受けて、その生存はさらに脅かされています。
-
ペパーミントエンゼルフィッシュ – 3万ドル
ピクサー・アニメーション・スタジオ・フィルム制作の映画『ファインディング・ニモ』で有名なカクレクマノミに似ているペパーミントエンゼルフィッシュは、その名の通り、キャンディーのような鮮やかな赤と白のストライプが特徴的で、世界で最も高価な海水魚として評価されています。
ユニークな柄だけでなく、背びれや肛門びれの白い縁取りはまぶしく輝いており、その美しい縞模様をさらに際立たせています。
生息地は、南太平洋の水深120mの洞窟や岩礁で、ミミズやスポンジなどの“ゴミ”を主食としています。
水深120mまで到達するのが難しいのはもちろん、潜水病を防ぐためには高性能のリブリーザーが必要となるため、よほど熟練したダイバーでなければ、その生息地に行くことはできません。
そのため、ペパーミントエンゼルフィッシュを水上に引き上げることは、深海から適切に持って来るために減圧する必要があり、非常にやっかいな作業となります。
また近年、商業漁業による悪影響から、保護の対象となっているそうです。